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かぜきりウォーカー

普通の日記も書いてます マリア・・・あんみつに喝を入れる人。 あんみつ・・・ブログ作成者。自作のオリジナルキャラマリアに喝を入れられる人。 ツイッター@TaruComplex

虐待、子どもの乱用。

あんみつ「うーん……」

 

マリア「どしたの」

 

あんみつ「今日ね~トラウマについて書かれた本を読んでたのね」

 

マリア「ほうほう」

 

あんみつ「最初の方しか読んでないんだけど、それで考えたことがぶわ~っとでてきたので、語りたいと思います」

 

マリア「ふむ、どんとこい」

 

あんみつ「続きを読んだ感想はまた今度語ろうとは思うんだけど、最初の感想を…」

 

 

 

子どものトラウマ (講談社現代新書)

 

 

 

  • 乱用

 

 

あんみつ「上記の本です。

まず、アメリカで使われている言葉でabuseが日本にとって虐待に当てはまるらしいのですが、虐待というとなんだか残虐なイメージがつきますが、アメリカで使われているこのabuseは、正しく翻訳すると、家族や親密な関係の人間に対して間違った接し方…私欲のために利用するといった方面での意味があるみたいです。

直訳では乱用と言い、著者は加害者の満たされない思いを、被害者となる人間に求める『人間の乱用』と言いはめてます。

 

例えばわかりやすいのが性的な満たされない欲求性的虐待として、

弱者の者が強くなりたい欲望を満たすために子供に対して暴力をふる、暴力虐待。

そんなふうに、子供との関係の『乱用』などについて書かれていました」

 

 

  • 傷口

 

 

マリア「確かに、意味合いは結構違ってくるものだね。

でもだからこそ、今はそのまま虐待という言葉が暴力以外の意味でつかわれていたりするね。

しかし、ただ暴力を行うことと、英語のabuseの本当の意味、人間の乱用も納得できる内容だ。

子どもが大人の都合で乱用されているのは本当のことだからね、まったく」

 

あんみつ「そうなんだよね~学校とかにあるいじめと近いものだ思ってたけど、これが読めば読むほどそうじゃなくってさ」

 

マリア「とはいっても、ただのいじめかと思いきや、自分の満たされない思いをぶつけてたりするもんだけど…」

 

あんみつ「あれ?それもそっか。そう考えると、世の中の人たちの暴力やひどい扱いって、その人の満たされない思いが無意識に対象になる誰かに向けられているものなのかも」

 

マリア「実際、暴力を振る親はその親も暴力を振るっていたり、暴力はしてなくても、暴力を振るうのが怖くて放置して関係がこじれる、なんて感じで悪循環を呼びやすいものだったりするのよ。

成績コンプレックスの親が子供を勉強漬けにするなんて話もザラなもんさ」

 

あんみつ「真相を見てみると。親が完全絶対悪ってわけでもないことが結構あるもんね……」

 

マリア「解決がどこにも見えない。だからこそ変えなきゃと思った人が変えないと変わらない。

不幸は祖先から続くものさ。

世知辛いね。こっちが解決策を出しても、それもこちらの『不幸な人たちがいることを分かっているから、解決したい』という不満を相手に押し付けることになってしまう。

相手が変えたいと思ってない限り」

 

あんみつ「普通、そんな不幸なことになってて、その心を救う方法を知ってるって言ってるのに聞かない人もいるんですね」

 

マリア「それもおせっかいには変わりないさ。第一、虐待を受けた心の傷を治すってのは、もう一度その時の記憶をじっくり思い出さにゃならん。

思い出したくなくてもキーワードがでればフラッシュバックする。

そんなすさまじい思いしてまで傷を治したいと思わんのもあるだろう。傷になんども塩を塗り込むことになる。」

 

あんみつ「う……そうなるとこちらから心を回復するために触れようとするのも怖いですね」

 

マリア「それに怖がらず、なおかつ相手の心を開いて心から救い出したいと思う人間がそういった人たちを救えるのかもしれん。

怖いもの知らずな人は強いもんで、虐待を受けた人を救おうと本当に思って接してるから、相手から思い出させるなとか人の傷に触れやがってって罵倒をうけてもそれでも治療しようとするからね。

自分が傷ついてもその人たちを救おうとするのは、美しいことだね。打たれ強い、そんな人間になりたいものだ」

 

あんみつ「そうなったら多くの人を救えるのにね。私には怖すぎるな」

 

 

  • 私のお父さん

 

 

マリア「ちょっと脱線したね。

なんか読めば読むほど、また別の意味に思えたんだっけ?」

 

あんみつ「あ、そうそう。

ここからは本当に個人的意見だけど、さっきも言った通り、虐待は誰かの不満、欲求を誰かで満たそうとする行為なんだってわかったら、自分の親に押し付けられたこと、自分が他人に押し付けてしまうことに合点がいったのね?

あの人はそういえばこういう不安を持つ人だな、とか、私はこういう不満があったからなのか、とか」

 

マリア「ほほう、そういった自分の不満に気付けば、解決の糸口は見つけられそうだね」

 

あんみつ「うん、それについてはじっくり考えたいな。

それで、自分の父親について思うところあって。

これは私の勝手な解釈で父本人に聞いたわけじゃないけど……

 

父は『しっかりした大黒柱である父親』になろうと頑張る人だったんだけど、それがある日突然、そうじゃなくなっちゃったのね。

私の知ってるお父さんは、早く寝ないと怒る、汚い言葉を使うと怒る、言うことを聞かないと怒る、仕事には絶対に朝早くから夜遅くまで毎日行く。

それでも父親は家族サービスをするもんだと思ってて、私が幼いころは遊園地にキャンプに遊びに連れて行ってくれてた。

でも怒ってばかりだったから怖がられて全然子どもたちとコミュニケーションとれない。

そんなひとだった。

そうじゃなくなった日からは、「お父さんだよ~ん」とか、「学校行きたくない?行かなくていいよ」なんてかんじですごく変わっちゃって。

仕事も正社員やめてフリーな自営業にシフト。

父親になる前はそんな人だったみたいだけどね。

全然知らなかった私の姉である長女は人間変わりすぎた父にショックを受けすぎて知恵熱まで出しちゃった。

もちろんわたしもびっくり。信じられなくて何年かはびくびくしてたんだ。

また怒られるんじゃないかって思ってできるだけ大人しく過ごしてたな。

 

それで!

私が思うに、大黒柱になろうと思ったきっかけが私には見えてるのね。

実はお父さんのお父さん、つまり私のおじいちゃんが大黒柱というより、家では偉そうで、子どもをどこかに連れてってくれる人でもないし、子どものほしいおもちゃや漫画も理解がない、というより他人に興味が持てない人。全体的に不器用。自分に嫁いだおばあちゃんが家の人にいじめられていても何も言わない。

そんな父親の元で育ったから、もしかしたら『俺はあんな父親にならない』と思って父親らしい父親像を背負ってきたんじゃないかなと思ったの。

それで、『いい親』になりたいという父の欲求不満を満たすために私ら子どもはつき合わされてたのか……と合点いったわけです。

 

その欲求を満たされようとしてたわけだけど、私自身も、そのほかの兄弟たちも不登校ADHD、うつになる人も出てきて、そりゃもう大変だった。いい迷惑。

だけど、今日この本で迷惑だと思ったけど、なんでそんなお父さんが大黒柱らしい人間でいようとしたのかさらに合点がいって、前ほど怒りは湧いてこなくなった。

お父さんも被害者だったんだって」

 

マリア「……なかなかショッキングだろうね」

 

あんみつ「そりゃもう。

欲求であり、その人が本当にやりたいこと、本当の人間性でないことがわかって、今の現代人にも当てはまりまくる……と思って。

1997年出版の本だけど、古いのとか関係なく最初の方だけで衝撃が強すぎて、続きはちょっと間を置きたいです」

 

マリア「ところで、大黒柱にはおおよそ見えない行動だけど、お父さんが自分を殺して大黒柱になろうと決めてそれをやめたってのはどうしてわかるんだい?」

 

あんみつ「そこだけは本人が言ってたの聞いたんだ。しっかりしたお父さんになろうと頑張ってた。

でもやめた、って。

私もその方がいいと思ってます。

私が求めているのは大黒柱してる人じゃなくて、そのまんまのお父さんだから。」

 

マリア「なるほどね」

 

 

  • 現代人のやりたいことが見つからない原因

 

 

あんみつ「でも本には、そうやって「親の欲求に応えてきた子供は、親の機嫌を損ねないように、欲求を満たすように生きてきた。

だから他人の欲求も満たそうとやっきになって自分のやりたいこととか本当の気持ちを犠牲にしてしまう」……らしいんだ。

それ読んですごくぞっとした。」

 

マリア「ああ、ぞっとしないね……自分の生き方を左右されてきた原因なんだから。

現代人のやりたいことがわからない、ってのも、これに当てはまる人がいるかもしれないね」

 

あんみつ「そうそう、それなの。

父の機嫌を損ねないように生きてきたから、他人の機嫌を損ねないよう今まで生きてきたような気がするんです。

人に迷惑をかけていいとか言われると、すごく抵抗があって、実際誰かに迷惑をかけるとすごい自己嫌悪になって。

ああ、いままで繰り返されてたなってぞぞっとしたの……」

 

マリア「そう考えても無理はないだろうね。人に迷惑をかけないなんて土台無理な話さ。だったらそうしながら生きるしかないだろう。迷惑をかけたら、どうする?」

 

あんみつ「ごめんなさいする。あと行動でも反省する」

 

マリア「そう、それでいい。よくできました。

反省できるなら、迷惑はかけていい。迷惑をかけるななんて、生きるなって言ってるようなもんさ。だから、あんたはちゃんと迷惑をかけてもいい。生きていいんだよ」

 

あんみつ「(´;ω;`)ウッ

実は、心理学本を読んで、その内容に「私は迷惑をかけてもいい、失敗をしてもいい」って言ってみる、思ってみる、これをやってみなさいって書いてあったんですけど。

やってみたらすんごい涙出てきて、めちゃくちゃ泣いて、当日も次の日も目がはれちゃったことがあるんです。

自分がどうしてそう思ってたのかやっとわかって、今はすっきりします。

泣いちゃったその日は、とにかく苦しくて苦しくて、失敗しちゃだめだと思ってたことに泣くしかなくて、よくわからなかったんです」

 

マリア「よかったよかった。その時の傷に打ち勝って受け入れたんじゃないか。

立派なもんだ。強いもんだ。偉い偉い!」

 

あんみつ「な、なんすか、いきなり褒め倒して。なんかこわい」

 

マリア「……その素直に喜べないのにも親が関係しているからかい?」

 

あんみつ「心当たりはありますね」

 

マリア「それも紐解かないとね。腕がなるよ」

 

あんみつ「……え?」

 

マリア「私は罵倒されようが暴力を振るわれようが、人間心理に心底興味があってね。

人を救おうという気持ちより、何が絡んでそんな人間になったのかが気になって仕方がないのさ」

 

あんみつ「傷口に塩塗る気満々じゃないですか!!ひ、人でなし!!」

 

マリア「ひゃひゃひゃ、なんとでもお言い!嫌われてでもその傷口調べてやるよ、逃がしゃしないからね!!」

 

あんみつ「おたっ、お助けーー!!」

 

 

 

子どものトラウマ (講談社現代新書)


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